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【2025年最新】富士山登山に必要な装備リスト|初心者も安心の完全ガイド

富士山に登ってみたい。そう思ったとき、最初にぶつかる壁が「装備って何を準備すればいいの?」という疑問ではないでしょうか。

登山経験がない方にとっては、どこまで本格的な装備が必要なのか、どこで揃えればいいのか、何が必須で何がレンタルできるのかなど、わからないことだらけですよね。

実は富士山は、日本一高い山であると同時に、天候や気温の変化がとても激しく、軽装備での登頂は非常に危険です。事前の準備が安全で楽しい登山につながります。

この記事では、富士山登山に必要な装備を「必須アイテム」「あると便利な道具」「安全対策のための備え」などに分けて、わかりやすく解説しています。さらに、購入とレンタルの違いや、おすすめのレンタルサービス情報も紹介。

これから富士山を目指す方が安心して登れるよう、登山装備の選び方を徹底ガイドします。

富士山登山に欠かせない「必須装備」

富士山の登山は標高3,776m。五合目までは観光気分でも歩けますが、そこから先は本格的な山岳エリアです。標高が上がるにつれて気温は下がり、風も強まり、突然の雨に見舞われることも。だからこそ、基本の登山装備は妥協できません。

ここでは、初心者でも「これは必ず準備しておきたい!」という必須装備を紹介します。

登山靴(トレッキングシューズ)

富士登山で一番重要と言っても過言ではないのが登山靴です。スニーカーでは滑りやすく、足を痛める可能性もあります。富士山は砂利道やゴロゴロした溶岩の地面が続くため、くるぶしまで保護できるミドルカット以上の登山靴がおすすめです。防水性があり、グリップの効いたものを選びましょう。履き慣れていない靴は靴ずれの原因になるため、事前に何度か歩いて慣らしておくことも大切です。

ザック(登山用リュック)

富士山に挑戦するなら、20〜30L程度の容量がある登山用ザックが最適です。雨具や防寒着、食料、飲み物、ヘッドランプなどをすべて収納する必要があるため、日常使いのリュックでは容量不足になります。また、ウエストベルト付きで身体にフィットする設計のものを選ぶと、長時間歩いても疲れにくくなります。雨に備えてザックカバーも忘れずに。

レインウェア(上下セパレートタイプ)

富士山の天候は驚くほど変わりやすく、晴れていても数十分で雨雲に覆われることがあります。そこで必須なのが、登山専用のレインウェア。ポイントは、「上下が分かれたセパレートタイプ」であることと、「透湿性・防水性に優れた素材」を選ぶことです。コンビニで売っているような簡易カッパは風にあおられ、かえって体温を奪われてしまうのでNG。登山メーカーの製品であればレンタルも可能です。

ヘッドランプ+予備電池

早朝の出発やご来光登山では、真っ暗な山道を歩くことになります。スマホのライトでは心もとないため、両手が空くヘッドランプは必ず持っておきたい装備です。とくに夜間や濃霧の中では視界が悪くなりがちなので、防水・防滴仕様の明るいモデルを選びましょう。電池の予備もセットで準備することを忘れずに。

防寒着(フリース・ダウン・カイロ)

富士山の山頂は真夏でも5℃以下になることがあります。風が強ければ体感温度はさらに低く、軽装では低体温症の危険も。そのため、フリースや薄手のダウンジャケット、防風ジャケットは必須です。ザックにコンパクトに収納できる軽量タイプがおすすめ。加えて、貼るカイロやネックウォーマーを活用すると、寒さをしのぎやすくなります。

快適&安全を支える「あると便利な装備」

富士山に登る際、「最低限の装備」だけで挑戦する人もいますが、実際に登ってみると「これがあって助かった!」という便利アイテムがたくさんあります。体力の温存、怪我の防止、日焼け・寒さ対策など、登山をより快適に安全にするための装備をここで紹介します。

トレッキングポール(登山用ストック)

下山時に特に効果を発揮するのがトレッキングポール。膝や足首への負担を軽減し、転倒を防止してくれる優れものです。富士山の下山道は砂利や小石が多く滑りやすいため、ポールを持っているだけで安心感が違います。高さ調整ができ、収納時にコンパクトになるタイプが登山向けです。

サングラス・帽子・手袋・マスク

富士山の山頂では、日差しがとても強く、反射光も加わって目に大きな負担がかかります。そのため、UVカット機能付きのサングラスがあると快適です。また、頭部の直射日光を避けるために、通気性の良い帽子も重要。手袋は防寒と岩場対策の両方で活躍し、マスクやバフは砂ぼこりの吸い込み防止に有効です。

ネックウォーマー・カイロ・耳栓

山頂や夜間は予想以上に冷え込みます。首元を温めるネックウォーマーや、貼るカイロがあると防寒対策になります。また、山小屋での仮眠時には耳栓が重宝します。周囲の物音やいびきが気になって眠れないと、翌朝の登山に影響が出るため、しっかりと休むためにも準備しておきたいアイテムです。

水筒・保温ボトル

水分補給は登山においてとても重要です。富士山では標高が上がるほど乾燥が進み、脱水症状を起こしやすくなります。ペットボトルも使えますが、保温性のある水筒なら、冷たい水だけでなく、温かいお茶やスープも持参できます。特に寒い日のご来光登山では、温かい飲み物が体を内側から温めてくれます。

行動食(エネルギー補給)

登山中は多くのエネルギーを消費します。バテる前にこまめな栄養補給が必要なので、おにぎり・エナジーバー・チョコ・ドライフルーツなどの行動食をポケットに入れておくと安心です。消化の良いもの、すぐに食べられるものを中心に選びましょう。個包装タイプならゴミも管理しやすくなります。


ここまで紹介したアイテムは、どれも「なくても登れる」かもしれませんが、「あると格段に登りやすくなる」ものばかり。富士山は体力だけでなく、装備の工夫次第で登山のしやすさが大きく変わる山です。

健康・衛生ケア用品と安全対策アイテム

富士山は標高が高く、天候や気圧の変化が激しい山です。どれだけ装備を整えていても、体調不良や突発的なトラブルは誰にでも起こり得ます。ここでは、そんなときに役立つ健康管理・衛生用品・安全対策アイテムをまとめて紹介します。

常備薬・絆創膏・湿布などの救急キット

登山中に起こりがちな軽い怪我や体調不良には、事前の準備が大切です。頭痛薬や胃薬、酔い止め薬などの常備薬はもちろん、靴ずれ用の絆創膏、軽い捻挫用の湿布、テーピングなどをミニポーチにまとめておくと安心です。特に富士登山では高山病の症状が出ることもあるため、体調に変化を感じたらすぐに対応できるようにしておきましょう。

日焼け止め・リップクリーム

富士山の山頂付近では、紫外線が平地の約2倍とも言われています。肌が弱い人はもちろん、普段日焼けを気にしない人でもしっかりと日焼け止めを塗ることが重要です。汗で流れやすいため、こまめな塗り直しも必要です。また、乾燥を防ぐ保湿リップクリームも持っておくと、唇のひび割れを予防できます。

トイレットペーパー・ビニール袋・携帯トイレ

富士山の山小屋にはトイレがありますが、混雑することも多く、衛生面が気になる人もいるでしょう。念のため、芯なしのトイレットペーパーや、使用済みごみを入れるジップロック・ビニール袋を持参するのがおすすめです。特に深夜の登山中にトイレに行きたくなった場合、携帯トイレを用意しておくと非常に便利です。

地図・携帯電話・モバイルバッテリー

富士山は登山道が整備されているとはいえ、道を間違えることもあります。紙の地図や登山アプリを用意し、万が一に備えましょう。携帯電話は通信できる場所も多いですが、バッテリー切れに備えてモバイルバッテリーも必携です。防水仕様や軽量モデルなら荷物にもなりません。

酸素缶・エマージェンシーシート

富士山では空気が薄くなるため、体調を崩す方も少なくありません。軽度の高山病対策として、酸素缶を1本持っておくと安心感があります。また、急な悪天候や体調悪化で行動不能になった場合には、体温を保てるエマージェンシーシート(サバイバルシート)が命を守ってくれます。軽くてかさばらないため、ザックに1枚入れておきましょう。


健康・衛生・安全対策の装備は、使わずに済むのが理想ですが、「備えておけば助かった」と感じるのはこの分野の道具です。特に初めての富士登山では、慎重に準備しておくことで不安を減らすことができます。

登山装備は購入とレンタルどっちが得?おすすめレンタルも紹介

富士山登山のために一通りの装備をそろえようとすると、全部購入していてはかなりの出費になります。特に初心者や「一度きりの挑戦かも」という人にとっては、レンタルを活用するという選択肢も十分アリです。ここでは、購入とレンタルの違いやメリット・デメリット、そしておすすめのレンタルサービスを解説します。

購入のメリット・デメリット

登山を今後も続ける予定がある人には、自分専用の装備をそろえるのがおすすめです。足にフィットした登山靴、体格に合ったザックなどは、使い込むほど快適さが増していきます。また、最新の機能性素材のレインウェアなどを選べば、防水性や通気性も格段に良く、長く使えるでしょう。

ただし、最初から全部そろえると費用が5〜10万円前後かかることもあり、使用頻度が少ない人にはハードルが高くなります。さらに、自宅での保管スペースも必要です。

レンタルのメリット・デメリット

「とにかく初めての富士登山」「一度試してみたい」という人には、レンタルの方が圧倒的にコスパが良いと言えます。登山に必要な装備を一式まとめてレンタルできるので、準備の手間も軽減され、サイズも事前に選べて安心です。万が一、雨や泥で汚れてもクリーニング不要で返却できるのもメリットの一つ。

デメリットとしては、サイズ感やフィット感が合わない場合もあるということ。ただし、富士山レンタル専門の業者であれば、試着やサイズ交換の対応がしっかりしているので、リスクは最小限に抑えられます。

やまどうぐレンタル屋の特徴とおすすめセット

中でも富士山登山で人気が高いのが、**「やまどうぐレンタル屋」**です。登山装備に特化したサービスで、初心者にもわかりやすく、富士山専用のパッケージプランが用意されています。

たとえば「富士登山フルセット(登山靴・レインウェア・ザック・ヘッドランプ・防寒着など一式)」が、**1泊2日で約9,800円〜**という価格帯。サイズも豊富にあり、自宅配送・現地受取・現地返却など柔軟な対応ができる点も評価されています。

公式サイトでは、必要なアイテムを個別でもレンタルできるので、「レインウェアだけ借りたい」「靴は持ってるけどヘッドランプはない」など、柔軟なニーズにも対応可能です。


レンタルと購入、どちらを選ぶかは目的や予算、今後の登山計画によって変わります。富士登山が初めての人や、なるべく準備を簡単にしたい人には、レンタルという選択肢は非常に合理的で安心感もある方法です。

富士山登山 装備チェックリスト|持ち物を一覧で最終確認!

ここまでで、富士山登山に必要な装備をカテゴリ別に詳しく解説してきました。
でも「実際に何を持っていけばいいのか、まとめて確認したい」という方のために、チェックリスト形式で一覧化しました。出発前の最終確認にご活用ください。

必須装備(絶対に必要なもの)

  • 登山靴(ミドルカット以上、防水タイプ)
  • ザック(20〜30L)+レインカバー
  • レインウェア(上下セパレート、防水・透湿性あり)
  • ヘッドランプ(予備電池も)
  • 防寒着(フリース、ダウン、ウィンドブレーカーなど)

あれば安心・快適な装備

  • トレッキングポール(折りたたみ式推奨)
  • 帽子(つば付き、通気性の良いもの)
  • サングラス(UVカット)
  • 手袋(防寒・滑り止め付き)
  • ネックウォーマー/マフラー
  • マスク/バフ
  • カイロ(貼るタイプ・使い捨て)

飲食・健康管理関連

  • 飲料水(1.5〜2L、保温ボトルもおすすめ)
  • 行動食(おにぎり、エナジーバー、チョコなど)
  • 常備薬(頭痛薬・胃薬・酔い止めなど)
  • 救急セット(絆創膏・湿布・テーピング)
  • 日焼け止め・リップクリーム

衛生・トラブル対策

  • トイレットペーパー(芯なし推奨)
  • ビニール袋(ゴミ袋・防水用など複数)
  • 携帯トイレ
  • モバイルバッテリー
  • 登山地図(紙 or アプリ)
  • 酸素缶(高山病対策)
  • サバイバルシート(エマージェンシーシート)
  • 耳栓(山小屋での睡眠用)

あると便利なアイテム

  • カメラ・スマホ(記録・連絡用)
  • ティッシュ・ウェットティッシュ
  • 軍手(作業用や予備として)
  • 小銭(山小屋やトイレ使用料など)

このリストは、富士山登山の実体験や登山ガイドの情報をもとに構成しています。初心者の方ほど「不要だと思った物が現地で必要になる」ケースが多いため、リストは印刷やメモ保存して活用してください。

しっかり準備して、安全・快適な富士山登山を!

富士山は、標高3,776mの日本一高い山。初心者でもチャレンジできる山として人気がありますが、その反面、しっかりした装備と準備がなければ大きなリスクを伴う登山でもあります

この記事では、登山靴やレインウェアなどの必須装備から、あると便利なアイテム、安全対策、レンタルの活用方法までを網羅的に紹介しました。

装備を整えることは、単に「持ち物を増やす」ことではありません。装備が整っていれば、それだけ心にも余裕が生まれ、富士山の絶景やご来光を存分に楽しむことができます。

はじめての登山で不安な方は、レンタルサービスを活用して無理なくスタートするのもおすすめです。特に「やまどうぐレンタル屋」のような富士登山専用プランを提供しているサービスを選べば、必要なアイテムが一式そろい、手間もかかりません。

最後にもう一度お伝えしたいのは、「富士山登山の成功は、準備の質で決まる」ということです。

装備のチェックを丁寧に行い、自分の体力や経験に合わせて無理のない計画を立てて、安全に、そして思い出に残る登山を楽しんでください。