長財布には大きく分けて、ラウンドファスナー型と、見開き型（かぶせ蓋型）があります。この2つには、それぞれどんな特徴があるのでしょうか？どんな人におすすめなのでしょうか？
今回は、ラウンドファスナー型と見開き型の長財布について、詳しく調べてみました。
見た目の違いは？
まずは、写真で見た目の違いを確認しましょう。
【ラウンドファスナー型】
【見開き型】
同じ革で作られていても、ファスナー型と見開き型は、写真のとおり見た目にも違いがあります。
ラウンドファスナー型は、角が丸く柔らかな印象を受けますし、見開き型はスクエアでカッチリした印象があります。
財布を開くと、その違いがさらに顕著になります。
見開き型が、大きくカパッと開いてポケットがほとんど見えるのに対し、ラウンドファスナー型は、開いた時のマチは12cm～13cmほど。少し覗き込むような形で使うことになります。
機能的な違いは？
ラウンドファスナー型と見開き型には、見た目だけでなく、機能面などその他にも多々違いがあります。
次にその違いを確認しましょう。
表の◯と✕は、ラウンドファスナー型と見開き型を相対的に比較したものです。
| ラウンドファスナー型 | 見開き型 | |
| 財布の薄さ | ✕ | ○ |
| 収納力 | ○ | △ |
| 中身の取り出しやすさ | ✕ | ○ |
| 中身の安全度 | ○ | ✕ |
| 種類の多さ | 少ない | 多い |
財布の薄さ
財布の薄さの点は、圧倒的に見開き型に軍配があがります。
ラウンドファスナー型は見開き型に比べて、厚いものが多く、ポケットにいれた時、かさばります。
また、見開き型は、薄型やマチのある少し厚めのものもあります。
薄めの見開き型長財布は、スーツのシルエットを崩さない大人の財布として、ビジネスマンに人気です。
収納力
ラウンドファスナー型は、見開き型に比べると収納力が高く、ファスナーがついているので、中にいろいろ詰め込んでもしっかり収納することができます。
ただ、見開き型にはマチ付きのものもあり、マチの大きいものは紙幣を100枚収納できます。
中身の取り出しやすさ
見開き型は、財布を開くだけなので、支払いの際に中身が出しやすくスピーディーに対応ができます。
それに対して、ラウンドファスナー型はファスナーを開けてから中身を取り出すため、一手間あり面倒だと感じる方もいるでしょう。
また、ラウンドファスナー型は財布の「マチ」幅しか開かないため、見開き型に比べると、中身が取り出しにくいと感じるかもしれません。
中身の安全度
中身の安全度でみると、ファスナー付きは財布をぐるりとファスナーで守られているため、安全度が高いといえます。
見開き型は「カパッ」と開くため、中身を落としてしまう可能性もあり、中身が多いと蓋がちゃんと閉じないこともあります。
種類の多さ
見開き型には、薄型やマチ付き、小銭入れのない札入れタイプなどもあります。
ラウンドファスナー型は、革やサイズの違いだけで、デザインは1種類だけです。
ラウンドファスナー型と見開き型のメリット・デメリット
ここまで説明した特徴を踏まえ、ラウンドファスナー型と見開き型のメリットとデメリットを整理しましょう。
ラウンドファスナー長財布のメリット・デメリット
▼メリット
ラウンドファスナー型のメリットは、やはり収納力でしょう。
コインや紙幣、領収書などを詰め込んでも、ファスナーが外周をぐるっと回っているので、しっかりと安全に収納することができます。
また、角が丸くなっているため、柔らかく優しい感じでオシャレに見えるのも魅力です。
▼デメリット
ラウンドファスナー型のデメリットは、財布の厚みです。
ラウンドファスナー型は全体的に厚みがあり、スーツの内ポケットにいれると、ポケットがふくらんでスマートな着こなしができません。
また、人によっては、支払い都度、ファスナーを開け閉めするのが、面倒だと感じるかもしれません。
見開き型長財布のメリット・デメリット
▼メリット
見開き型のメリットは、薄型のコンパクトなデザインが可能なことです。
薄型なので、スーツの内ポケットにすっぽりと入れることができ、スーツのシルエットを崩さないので、ビジネスマンには重宝されるでしょう。
また見開き型は、マチ付きのデザインも可能で、紙幣が100枚入るものもあります。
財布の蓋を開けるだけで中身を取り出すことができ、支払いもスムーズにできます。
▼デメリット
見開き型のデメリットは、デザインが角ばっていて、オシャレ的には少し見劣りするという点です。
また、ファスナーがついていないので、詰め込みすぎると蓋が浮いてしまい、時には中身が出てきてしま、安全に収納できないという点もデメリットといえるでしょう。
どんな人におすすめ？
見開き型は、財布をスーツのポケットに入れてスマートに持ち歩きたい人におすすめです。
一方、ラウンドファスナー型は、財布に収納力とデザイン性の両方を求める人におすすめです。
それぞれ一長一短があるので、財布をどうやって持ち歩くのか、どんな使い方をしたいのか、見開き型かラウンドファスナー型か、どちらに自分に合っているか確かめて選ぶとよいでしょう。
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