本革は、繊維に手垢や皮脂が染み込んで「黒ずみ」といった汚れがつきやすい素材です。
いい風合いが出るのなら問題はありませんが、やはり気になる汚れ・黒ずみもあるでしょう。
今回は本革財布の汚れはどうやったら落ちるのか、その方法を調べてみました。
黒ずみ・汚れ・シミの原因は?
財布は、手で持っている時間が長いので、目に見えなくても手垢や汚れが蓄積していきます。その中に含まれる油分が付着して、徐々に色が濃くなってしまいます。
また、革に艶を出すためのオイルやクリームが、シミの原因になることもあります。ポイントは塗る量。革本来の艶を育てるためには多くの量は必要ありません。塗りすぎるとそれがシミになる恐れもあります。
さらに、革財布は水に濡れると、革に含まれる油分が抜け、シミになったり硬化したりすることがあるので、水に対するケアも必要です。
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汚れ落としのために必要なもの
まず、革財布の汚れ落としに必要なアイテムを確認しておきましょう。
汚れの種類によって使うものは異なりますが必要なアイテムは次のとおりです。
- レザークリーナー(ソープ)
- レザークリーム
- 革専用消しゴム
- 柔らかい布(クロス)
「レザークリーナー」と「レザークリーム」は似ていますが、レザークリーナー(ソープ)が本革の汚れを落とすのに対し、レザークリームは本革に潤いと栄養を与えます。
革財布の汚れの落とし方
革財布の汚れの落とし方を、その汚れの種類ごとに説明しましょう。
手垢や皮脂による黒ずみの落とし方
さきほども説明しましたが、革財布は毎日手にするものなので、使い続けていくと、皮脂が革表面に染み込んでよく手に触れる部分だけ黒ずんでしまいます。
特にベージュなど色が薄い本革財布は、その汚れがつきやすく目立ってしまいます。
黒ずみ汚れは次の手順で汚れを馴染ませます。
【準備するもの】
- レザーソープ(クリーナー)
- レザークリーム
- クロス(柔らかい布)
【汚れ落としの手順】
1.柔らかい布で革財布の表面のホコリを落とす
2.レザーソープ(クリーナー)を布に適量取り、革財布に塗る
3.レザーソープ(クリーナー)が乾いたことを確認する
4.布でレザークリームを革に塗り水分と油分を与える
5.レザークリームがベタついていたら乾拭きします
6.レザークリームが乾いたら完了
レザーソープ(クリーナー)で表面の汚れを落とし、その後にレザークリームを浸透させることで黒ずみが馴染み、革財布の色に深みが生まれます。
ただ、レザークリームは多量に使うとシミの原因にもなるので注意しましょう。
クリーナーとレザークリームで月に一回でも手入れすれば汚れがつきにくくなります。
水濡れによるシミ汚れ
革は水に弱いイメージがあり、水濡れでできたシミは落とせない・・・と諦めていませんか?
実は、雨などによる水濡れのシミは、レザークリームを塗り込むと簡単に解消ができます。
水シミは、革内部の水分のバランスが崩れ、濡れた部分の色が濃くなっている状態です。レザークリームで潤いと油分を補給すると、革全体にシミが馴染んで目立たなくなるのです。
【準備するもの】
- レザークリーム
- クロス(柔らかい布)
【汚れ落としの手順】
1.柔らかい布で革財布の表面のホコリを落とす
2.布でレザークリームを革財布全体に塗る
3.クリームがベタついていたら乾拭きし、クリームが乾いたら完了
クリームでもシミが落ちないときは、あえてシミ部分を濡れたタオルで濡らすという方法もあります。
小銭入れの中のコインによる汚れ
もしかしたら、財布の中で一番汚れが目立つのは小銭入れの部分かもしれません。
小銭入れ部分は、手垢や皮脂のついた硬貨や鉄粉などによって黒い汚れがつきやすいのです。
ただ、クリーナーで拭き取ることでその汚れは落とすことができます。
【準備するもの】
- レザーソープ(クリーナー)
- レザークリーム
- クロス(柔らかい布)
【汚れ落としの手順】
1.柔らかい布で革財布の小銭入れの中の鉄粉を拭き取る
2.レザーソープ(クリーナー)を適量取って、小銭入れの中の汚れを落とす
3.レザークリームを布に取って小銭入れ内部に塗る
4.クリームでベタついていたら乾拭きし、クリームが乾いたら完了
ボールペンによる汚れ
ポケットの中で財布とボールペンが擦れたり、なにかの拍子にボールペンで財布を引っ掻いてしまいインクが財布についてしまうこともありますよね。
ボールペンによる汚れは、クリーナーでは除去が難しいのですが、革用消しゴムを使うことで汚れを落とせます。
【準備するもの】
- 革専用消しゴム
- レザークリーム
- クロス(柔らかい布)
【汚れ落としの手順】
1.革専用消しゴムの角でボールペンのインクが付着した部分を擦る
2.消しカスをきれいに払う
3.レザークリームを布で塗り、革に水分と油分を与える
4.クリームでベタついていたら乾拭きしクリームが乾いたら完了
革専用の消しゴムは便利ですが、革財布の表面を消しゴムで強く擦ると、クリームを塗布したときにシミが残りやすくなるので注意しましょう。
カビによる革財布の汚れ
革財布は水分や油分を含んでいるのでカビが出来やすいもののひとつです。
毎日使っている財布ではカビが出ることはあまり考えられませんが、長期間使っていなかったり、しまいこんでカビが出てしまった場合は、次の手順でカビを落とせます。
ただ、カビの汚れ落としはデリケートな作業になるので、革財布の様子を見ながら行いましょう。
【準備するもの】
- レザークリーナー
- クロス(柔らかい布)
【汚れ落としの手順】
1.水に濡らして固く絞った布で、カビを拭き取る
2.風通しのいい場所で革財布をしっかり乾かす
3.革財布が乾いたらクリーナーを塗る
4.クリーナーが乾いたら完了
カビ汚れを拭き取る際は、ゴシゴシ擦るのではなくポンポンとやさしく拭き取りましょう。
また、他の汚れでは必須アイテムだったレザークリームは、カビの栄養源になりやすいのでカビ落としの際は使いません。
頑固な汚れは専門家に相談を!
ここまで説明してきたように、革財布の汚れは、自分でも落とすことができます。
ただ、頑固な汚れを自力で落とそうとすると、逆に革を痛めてしまうこともありますから、汚れの程度・状態によっては、専門家に相談することをおすすめします。
ココマイスターでも、フリーダイヤルやメールでアフターケアーなどの相談を行っています。
ココマイスターで扱っているメンテナンス用品
ココマイスターでも、レザークリームなどのメンテナンス用品を扱っています。
その一部を紹介しましょう。
シュプリームクリームデラックス
シュプリームクリームデラックスは、皮革に潤いを与え、艶のある表情へと変化させる革のケアクリームです。
皮革内部にいきわたることで微細な皮革繊維に潤いを与え、深みのあるしっとりとした艶が生まれます。
価格:3,024円
コロニルソフトガミ
コロニルソフトガミは、ヌメ革、羊革、エナメル皮革など繊細な皮革が擦れて黒ずんでしまった時、消しゴムを使う要領で、軽くこすることで黒ずみ汚れを落とすことができます。
価格:864円
ポリッシングクロス
ポリッシングクロスは、皮革財布を傷つけずに安心して使える大判のコットン製クロスです。
革の手入れや汚れ落としには、クロスではなく柔らかな布でも十分ですが、専用のクロスが1枚あると安心です。
価格:432円
メンテナンス用品の購入も公式サイトがおすすめ!
ココマイスターの製品は、実店舗や楽天でも購入が可能です。
実店舗では、購入の際にメンテナンスの方法などを直接スタッフに聞くこともできます。
ただ、実店舗は、東京3店舗、大阪、名古屋、神戸各1店舗の計6店舗のみなので、他の地域に住む多くの人は実際にお店に行くのは難しいのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、ココマイスターの公式サイトです。
公式サイトでは、メールや電話でメンテナンスの方法などを確認することもできますし、「ココクラブ」という無料会員登録をすると、購入した製品の無償修理の他、革財布の永年保証、無償返品にも応じてもらえます。
また、商品を購入するとポイントが貯まり、そのポイントをメンテナンス用品に使うこともできます。
ココマイスターの革財布は長く使い続けることで魅力が増しますが、メンテナンスを行うことで、その楽しみを長く続けることができます。
安く購入する方法はありませんが、長く使い続けることを考えると、無償で修理やサポートが充実している公式サイトでの購入がおすすめです!
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