ココマイスターでは、いろいろな革で長財布を作っていますが、革質の違いって素人には分かり難いですよね。
特にハード系の革で、「ブライドル革」と「コードバン革」は、見た目がほぼ同じなので、どこを見て選んだらよいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなブライドル革とコードバン革の違いについて、詳しく調べてみましたので、選ぶ際の参考にしてください。
ブライドル革とコードバン革の違い
ブライドル革とコードバン革の違いについて、主な項目を表にしてみました。
ブライドル革 | コードバン革 | |
革の素材 | 牛の肩部分 | 農耕馬の臀部 |
革質 | 固く堅牢性高い | 柔軟で強靭 |
革表面の質感 | マットで非光沢 | ツヤっとした光沢感 |
耐水性 | 水に強い | 比較的水に弱い |
メンテナンス | あまりメンテナンスの必要はない | 濡れた時などは、しっかりとしたメンテナンスが必要 |
長財布の最安値 | 31,500円(2021年1月現在) | 64,200円(2021年1月現在) |
長財布の最高額 | 53,000円(2021年1月現在) | 120,000円(2021年1月現在) |
ブライドル革の特徴
ブライドルレザーは、牛の肩部分から作られた皮革で、イギリスで強度が必要とされる馬具に使われていたことから、別名「馬具革」と呼ばれています。
素材は、牛のショルダー部位という、元々から固い革です。その固い革を、ワックス漬けにして、革繊維をさらに強固にしています。
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白い粉が特徴
ココマイスターのブライドルレザーは、ロウを丁寧に染み込ませているため、ブルームと呼ばれる白い粉が浮き出ていることがあり、それがブライドルレザーの特徴でもあります。
白い粉はワックスなので、これを拭き取っていくと、なんともいえない深い光沢にかわっていき、それが使っていく楽しみにもなります。
水に強く堅牢
革というと水に弱いというイメージが有りますが、ブライドルは馬具革と言われるだけあって、水には強く、すぐに水シミができたり、革がへたることはありません。
また、革の生産過程で、何度もワックスを染みこませているので、水に強いのもうなずけます。
天然の風合いと品を堪能できる
ブライドルレザーは、丈夫なだけでなく、品のある表情が特徴です。
また、牛が生きていた時についた傷やトラなどをそのまま堪能できるよう自然の風合いも残され、一枚一枚の個性を楽しむこともできます。
堅牢な風合いでありながら、手に馴染み、気品も感じられるブライドルレザーは、ひと目見ただけでその違いがわかるほどの存在感がある最高の素材です。
コードバン革の特徴
コードバン革は、農耕馬の臀部から採れる皮革です。
1頭から採れるコードバンの量はごくわずかで、その希少性と質の高さから、動物皮革の中では特に高級品に位置づけられています。
このコードバンに、さらにひと手間をかけたのがココマイスターのコードバンで、スプレーでロウを吹き付けることでオイルの膜を作り、それを磨いたり使い込むことでロウが無くなり、深い光沢が生まれます。
その独特の光沢感と重厚な質感は、まさに「キングオブレザー」「革のダイヤモンド」とよばれるにふわさしいものです。
強度は牛革の2~3倍
コードバンの特徴は、その強度にあります。
非常に頑丈な皮革で、牛革の2倍から3倍の強度があるといわれ、シミや汚れ、傷にも強く、長期に渡って使い続けることができます。
独特の光沢感がある
コードバンは、あらゆるレザーの中で最もキメが細かく、抜群の輝きを放っている革です。
ココマイスターのコードバンは、そのコードバンにスプレーでロウを吹き付けることでオイルの膜を作り、それを磨いたり使い込むことでロウが無くなり、さらに深い独特の光沢を生み出すのが特徴です。
希少性
先ほども説明しましたが、コードバンは牛革とは比べ物にならないほどの希少性があります。
一頭からの採取量がごくわずかな上、馬の生産量も極端に少ないため入手困難で、コードバンを手に入れるには1年以上も前に予約が必要なほどです。
その希少性を考えると、コードバンシリーズの長財布が高価になるのも納得できます。
革質の硬さはブライドル 柔軟性はコードバン
ブライドルとコードバンには、上記のような特徴があります。
どこに注目して選ぶかはそれぞれだと思いますが、革の強さという意味では、ブライドルのほうが強いですが、柔軟性と強さというバランスの良さでは、コードバンがピカイチの性能です。
ただ、コードバンには、水に弱いという弱点もあります。
水ジミが出来やすかったり、雨に濡れることを嫌い、あまり多くの雨に濡れると、乾いた時に革がこわばることもあります。
よい状態で使い続けるためには、ある程度メンテナンスが必要です。
人気はブライドル革が優位
人気の革という観点からみると、コードバン革よりもブライドル革のほうが優位です。
理由は、2つあります。
1つは、ブライドル革の方が価格が安く、購入しやすいということです。一方、コードバンは高額なので、購入できる人が限られています。
2つ目は、入手しやすさです。
ブライドルは売切れてもすぐに再入荷するのですが、コードバンは革自体の入手が困難なので、売切れ状態が長く続く可能性が高く、いつ入手できるか分からないこともあります。
そのため、欲しい時に入手できないコードバンより、ブライドル革に人気が集まるのです。
ブライドル革とコードバン革の長財布紹介
最後に、ブライドル革とコードバン革、それぞれの長財布をいくつか紹介しましょう。
ブライドル・インペリアルウォレット
価格 | 31,500円 |
素材 | ・本体:ブライドルレザー
・内装:ヌメ革 |
デザイン | 見開き型長財布 |
サイズ | 縦9.3cm✕横19.1cm✕厚さ2.6cm
開いた時の縦幅19cm 重さ:約170g |
仕様 | 札入れ✕1
ファスナー付き小銭入れ✕1 カードポケット✕13 フリーポケット✕4 |
カラー展開 | ブラック
ロイヤルブラウン モスグリーン ダークネイビー ヘーゼル ロンドンキャメル スイスレッド |
ブライドル・インペリアルウォレットは、本体はブライドルレザー、内装はヌメ革で作られた見開き型の長財布です。
ブライドルシリーズの中で、最も低価格の長財布で、外装は、上品な風合いと風格のあるブライドルレザーで覆われ、内側にはヌメ革を使用していて、色のコントラストが美しいだけでなく、高級感も味わうことができます。
最大の特徴は、札入れにマチがあることで、紙幣を100枚収納することができるので、大量の紙幣を入れても蓋がうくことなくスマートに持ち歩くことが可能です。
カラーバリエーションも豊富で、どの色も内側のヌメ革と相性が良く、見ているだけでも楽しくなってきますし、スイスレッドは女性にもおすすめです。
ジョージブライドル・ロイヤルウォレット
価格 | 53,000円 |
素材 | 本体:ブライドルレザー
内装:ブラドルレザー、ヌメ革 |
デザイン | ラウンドファスナー型の長財布 |
サイズ | 縦10cm✕横19.5cm✕厚さ2cm
開いた時のマチ11.5cm 重さ:約170g |
仕様 | 札入れ✕2
ファスナー付き小銭入れ✕1 カードポケット✕8 フリーポケット✕2 |
カラー展開 | ブラック
モスグリーン ロイヤルブラウン ダークネイビー ボルドーワイン ヘーゼル |
ジョージブライドル・ロイヤルウォレットは、ブライドルレザーを本体だけでなく内装にも贅沢に使ったラウンドファスナー型の長財布です。
ブライドルシリーズの中で最も高価ですが、発売するとすぐに売り切れる人気商品です。
ブライドルレザーは、その硬さゆえに、縫製には高い技術が必要で、縫製できる職人が限られていて、納品に時間がかかることがあります。
堅牢な革を丁寧に縫い上げたジョージブライドル・ロイヤルウォレットは、使い込んでいくと、染み込ませた白いロウが美しい光沢へと成長し、唯一無二の自分だけの財布を作り上げていく楽しみが広がります。
ラウンドファスナー型なので、紙幣やカードを安心して収納することができ、カラーバリエーションも6色あって、どれも重厚でどんなスタイルにも似合います。
コードバンクラシック・ソードダンサー
価格 | 64,200円 |
素材 | ・本体:ロウ引きコードバン
・内装:アマンデルレザー |
デザイン | 見開き型長財布 |
サイズ | 縦9.4cm✕横19cm✕厚さ2.1cm
開いた時の縦幅19.6cm 重さ:約151g |
仕様 | 札入れ✕1
ファスナー付き小銭入れ✕1 カードポケット✕14 フリーポケット✕2 |
カラー展開 | クラシックブラック
クラシックボルドー |
コードバンクラシック・ソードダンサーは、本体をロウ仕上げしたロウ引きコードバン、内装をベルギー産のアマンデルレザーで作った見開き型の長財布です。
価格は6万円代ですが、コードバンシリースの中で最も安価で、マチがV字なのでフォルムがスマートで厚みが少ないのが特徴です。
内外のコントラスト、切れ端の処理が美しいだけでなく、内装の引き手には鍵穴をイメージしたココマイスターオリジナルの引き手を使っているなど、細かい部分にもこだわりが案じられる逸品です。
シェルコードバン・アーチデューク
価格 | 120,000円 |
素材 | ・本体:シェルコードバン
・内装:シェルコードバン、ヌメ革 |
デザイン | ラウンドファスナー型の長財布 |
サイズ | 縦9.5cm✕横19.2cm✕厚さ2cm
開いた時のマチ9.5cm 重さ:約198g |
仕様 | 札入れ✕2
ファスナー付き小銭入れ✕1 カードポケット✕8 フリーポケット✕2 |
カラー展開 | ブラック
ボルドーワイン ネイビーブルー ウイスキー グリーンベレー |
シェルコードバンは、コードバンの中でも経年変化を楽しむことを目的として製作された革です。
その革を本体にも内装にも使った「シェルコードバン・アーチデューク」は、コードバン長財布の中でも最も高価ですが、その価格に納得する品質、高級感がある財布で、ゆとりのある大人の男性におすすめです。
ブライドル革・コードバン革の長財布を買うなら公式サイトがおすすめ!
ブライドル革・コードバン革の長財布は、実店舗や楽天、公式サイトで購入が可能です。
実店舗に行けば、革の質感を実際に確認することができますが、実店舗は、東京に3店舗、大阪、名古屋、神戸に各1店舗の計6店舗のみなので、その他の地域に住む多くの人は実際にお店に行くのは難しいのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、ココマイスターの公式サイトです。
公式サイトでは「ココクラブ」という無料会員登録をすると、購入した製品の無償修理の他、革財布の永年保証、無償返品にも応じてもらえるという特典があります。
さらに、ココクラブに登録しておくと、欲しい商品が売り切れの場合など、素早く再販売情報を送ってもらうことも可能です。
今回紹介した、ブライドル革・コードバン革の長財布は人気商品で、発売されてもすぐに売り切れる可能性が高いため、再販情報は必須。
多くの人がこのシステムを利用して商品を入手しているようです。
また、ココマイスターの革財布は長く使い続けることで魅力が増しますから、製品の永年保証は本当にありがたいですよね。
安く購入する方法はありませんが、長く使い続けることを考えると、無償で修理をしてもらえる公式サイトでの購入がおすすめです!
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