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フェミミ集音器の口コミ(評判)は?高性能集音器のメリット・デメリット

フェミミ集音器の口コミ・評判は?

フェミミは、オトモア株式会社が提供する高性能なデジタル集音器です。主に高齢者の方が、会話やテレビの音など、日常生活の中でより快適に音を楽しむために開発されました。補聴器よりも気軽に使えることが特徴で、音の聞き取りに困る場面をしっかりサポートします。

特に70代から80代の方々を想定して設計されており、簡単な操作で誰でもすぐに使える仕様になっています。初めて使用する方でも安心してお使いいただけるよう、直感的な操作性と親しみやすいデザインが採用されています。

【結論】フェミミの口コミ要点(良い点・悪い点を簡潔にまとめ)

良い口コミ

  • 会話が聞き取りやすい
    「テレビの音量を下げても家族との会話がスムーズになった」「外出先で声がはっきり聞こえるようになった」といった声が多く見られます。
  • 操作がシンプル
    音量ダイヤルやモード切替がわかりやすく、高齢の方でも扱いやすいという意見が目立ちます。
  • 性能面の安心感
    VR-M700は「最大125倍の音声増幅」「本体19gの軽量設計」、VR-L50は「連続使用165時間」「利得38dB」など、基本性能の高さに評価が集まっています。

悪い口コミ

  • コードが邪魔になる(M700)
    ポケット型はケーブルの取り回しが煩わしいと感じる人が少なくありません。
  • 自分の声が響く
    装着時に「自分の声がこもる・反響する」との意見もあります。
  • 屋外での使いにくさ
    風切り音や周囲の雑音が入りやすく、静かな環境に比べて効果が実感しにくいケースがあります。
  • 効果に個人差
    軽度〜中等度の難聴には有効ですが、症状が進んだ方には十分な改善が得られないこともあります。

フェミミは 室内でのテレビ視聴や家族との会話 では高い満足度を得ている一方で、屋外利用やコードの煩わしさ が気になる人もいます。購入を検討する場合は、まずレンタルサービスなどで実際に試して、自分の生活環境でどの程度効果を実感できるかを確認するのが安心です。

  • 装着形状
     M700=ポケット型(本体+イヤホン)/L50=耳あな型(片耳に収まる小型機)。
  • 使い勝手
     M700はダイヤル操作が分かりやすい一方、ケーブル取り回しに注意。L50は目立ちにくく屋外でも身軽
  • スペックの軸
     M700:小さな音を最大約125倍本体約19g。L50:最大音響利得38dB連続使用 約165時間
  • 想定シーン
     M700=室内のテレビ・会話中心。L50=外出や会食など“身軽さ重視”の場面にも。

2.2 VR-M700 / VR-L50 仕様早見表

項目VR-M700(ポケット型)VR-L50(耳あな型)
方式デジタル集音器(本体+有線イヤホン)デジタル集音器(片耳・耳あな型)
主要特性小さな音を最大約125倍最大音響利得 38 dB
重量・サイズ本体約19g/W33.5×D14×H76mm(クリップ除く)本体約1–1.6g前後/約 20.7×10.8×13.6mm(チップ含む・突起除く)
連続使用(公称は電源仕様に依存)約165時間(PR41空気電池)
想定シーン室内のテレビ視聴・家族との会話外出・会食・会議など身軽さ重視
備考有線ケーブルの取り回し配慮が必要目立ちにくく眼鏡・マスクと併用しやすい

出典:メーカー公式・量販店・EC掲載仕様。数値は代表的公称値。

注:フェミミは医療機器認定の補聴器ではありません。 製品は集音器(ヒアリングサポート)として案内されています。

2.3 各機種の特徴と向き・不向き

VR-M700(ポケット型)

  • 長所:操作が直感的/本体は軽量で扱いやすい/テレビ・室内会話での満足度が高い傾向。
  • 注意点ケーブルが衣類や動作に干渉しやすい。外出時は取り回しのコツが必要。
  • 向く人:自宅中心で使いたい/家族の会話・テレビの音量対策を優先したい。

VR-L50(耳あな型)

  • 長所最大音響利得38dB/約165時間で電池長持ち/目立ちにくく身軽
  • 注意点:耳道形状・イヤーチップ適合で体感が変わる(フィット調整が重要)。
  • 向く人:外出や会食でも使いたい/メガネ・マスク併用が多い。

2.4 型番の混同に注意(旧パイオニア機との違い)

ネット上には旧世代「パイオニア製フェミミ」の情報も残っています。現行の“OTOMS(オトムス)/オトモア社のフェミミ”とは別系統の情報が混在するため、レビューや掲示板を参照する際は型番(VR-M700/VR-L50)を必ず確認してください。

目次

フェミミの良い口コミ(会話・テレビ・操作性・装着感)

3-1 会話がクリアになった

  • 家族や来客との会話で「聞き返しが減った」「スムーズに会話が続くようになった」という声が多数。レンタルレビューの平均評価は M700=★4.1(11件)/L50=★4.3(6件)で、いずれも会話シーンの改善が高く評価されています。

3-2 テレビ視聴の満足度が高い

  • 「テレビの音量を下げても聞き取りやすくなった」という具体的な体験談が見られます。室内の静かな環境では、人の声を中心に増幅する特性が働きやすく、字幕への依存が軽くなったという評価も。

3-3 操作がシンプルで分かりやすい

  • VR-M700(ポケット型)は本体のダイヤル・ボタンで直感的に操作でき、シニアでも扱いやすいという声が目立ちます。レビュー全体でも「使い方が難しくない」「設定に迷わない」といった安心感が支持されています。

3-4 目立ちにくく、日常に溶け込む(L50)

  • VR-L50(耳あな型)は小型で耳に収まりやすく、マスクや眼鏡と併用しても邪魔になりにくいという評価。会食や外出時でも見た目の主張が少なく、装着したまま過ごしやすい点が好評です。

3-5 雑音抑制・声重視の設計が効く場面

  • 量販店の製品説明でも、雑音を自動で抑えつつ“人の声”を聞き取りやすくする設計が案内されています。静かな室内や、話者が正面にいる状況では、口コミでも満足度が高い傾向です。

3-6 まず“試せる”安心感(レンタル)

  • フィット感や音の好みは個人差があるため、Rentioのレンタルで自宅のテレビ・家族の会話・生活動線で試し、納得してから購入に移ったというポジティブな体験談も見られます。レンタル体験レビューは概ね高評価です。

フェミミの悪い口コミ(コード/自声の響き/風切り音/個人差)

4-1 コードが煩わしい(VR-M700)

ポケット型の VR-M700 は本体+有線イヤホンの構成のため、衣類や動作によってケーブルの取り回しが気になるという声が一定数あります。実際のレンタルレビューでも「コードが邪魔」という指摘が見られます。

対策のコツ

  • クリップ位置を胸ポケット縁などケーブルの遊びが出ない位置に固定する
  • 外出時はジャケット内側に配線して引っ掛かりを避ける
  • 室内では椅子の背もたれ・肘掛けに引っ掛けない動線を意識する

4-2 自分の声がこもる/響く

装着時に自声がこもって聞こえると感じるケースがあります。レビューでも「少し音がこもる」という表現が確認できます。イヤーピースの密閉度や装着深さで体感が変わるため、チップのサイズ調整挿入角度の微調整が有効です。

対策のコツ

  • 付属チップ(S/M/L)を小さめ→大きめの順で試し、密閉過多を避ける
  • 片耳ずつ挿入角度を数ミリ単位で調整
  • L50は耳あかガードや音孔の清掃でこもりの改善が見込めます(公式FAQ)。

4-3 風切り音・環境ノイズの入りやすさ

屋外で風が強い場面周囲がざわつく環境では、室内ほど効果が実感できないという声があります。実ユーザーのレビューでも、ゴルフ中に風の音が大きくなるといった具体例が報告されています。

一方で、L50の製品説明には雑音抑制の搭載が明記されており、静かな室内や話者が近い場面では改善が期待できます(ただし、強い風は機構上入りやすいため限界があります)。これは機能仕様に基づく編集部の推論です。

対策のコツ

  • 屋外では風上と反対側の耳に装着する、建物の陰に移動する
  • マスクや襟がマイクに擦れないよう接触物を避ける(M700)
  • 可能なら屋内・静音環境に移る

4-4 体感の“個人差”が大きい

聴力状態・耳道形状・装着のフィット・生活環境によって、聞こえの改善度合いに個人差が出ます。レンタルレビューの分布(★3〜★5が中心、平均★4.1)からも、合う人には高評価だが万人に同じ効果ではないことがうかがえます。購入前にレンタルで相性確認をしてから本購入に進むと失敗が少なくなります。

フェミミが向いている人・向かない人

5-1 向いている人(該当例)

  • 室内中心で使う人
    家族との会話やテレビ視聴の聞き取りを改善したい。
  • 操作は簡単がいい人
    音量調整やモード切替を直感的に済ませたい。
  • 軽度〜中等度の“聞こえにくさ”がある人
    まずは集音器で様子を見たい、という段階。
  • 「目立たない/身軽」を重視する人(L50)
    外出・会食・会議でも使いたい、マスクや眼鏡と両立したい。
  • 「ダイヤル操作のわかりやすさ」を重視する人(M700)
    室内で腰を据えて使う時間が長い。

5-2 向かない人(再検討が必要な例)

  • 屋外・騒音環境の利用が多い人
    風切り音や環境ノイズの影響を受けやすい場面が中心。
  • ケーブル取り回しが絶対にストレスな人(M700)
    ポケット型の構造上、服や動作で気になる可能性がある。
  • 自分の声の“こもり”に過敏な人
    イヤーチップの密閉感が合わないと違和感が出やすい。
  • 重度の聴力低下がある人
    医療機器ではないため、補聴器や専門相談を優先したほうが確実。
  • 一発で完璧を求める人
    イヤーチップのサイズや装着角度など、微調整前提の製品です。

5-3 かんたん相性チェック(Yes の数で判断)

以下10項目のうち 7〜10個がYes → 相性「高」、4〜6個 → 「検討」、0〜3個 → 「再検討」。

  1. 主な用途は室内(テレビ/家族の会話)
  2. 外出時より在宅時の使用が多い
  3. 操作はシンプルがよい
  4. イヤーチップのサイズ調整など、多少の“慣らし”は許容できる
  5. 見た目の目立ちにくさを重視(→ L50寄り)
  6. ケーブルの管理は許容できる(→ M700寄り)
  7. マスク・眼鏡を日常的に使う(→ L50が相性良)
  8. まずレンタルで試してから購入判断したい
  9. 軽度〜中等度の聞き取りにくさで、医療機器までは考えていない
  10. 口コミで多い長所・短所(コード/風/自声)を理解した上で選べる

5-4 ケース別の目安(M700 と L50)

  • テレビ・室内時間が長い/ダイヤル操作が楽VR-M700(ポケット型)
  • 外出も多い/目立たせたくない/身軽に使いたいVR-L50(耳あな型)
  • マスク・眼鏡と併用が多いL50(干渉しにくい)
  • ケーブル管理が苦でない/据え置き的に使うM700
  • 電池の持ちを重視L50が有利な傾向(一般に耳あな型は省電力設計のモデルが多い)

5-5 失敗しないための最終確認ポイント

  • 型番を必ず確認:ネット上には旧モデル情報も混在。現行は「VR-M700/VR-L50」。
  • 医療機器ではない:重度の難聴や医療的配慮が必要な場合は専門家へ相談。
  • イヤーチップの適合:サイズ違いで“こもり”や音質が変化。複数サイズを必ず試す。
  • 返品・保証・サポート:初期不良対応/試用期間の有無を事前に確認。
  • レンタルの活用:自宅のテレビ・家族との会話・外出など自分の生活導線で試す。

効果を最大限に引き出す使い方(装着・音量・チップ選び・環境)

6-1 初回セットアップ(最初の5分)

  1. 静かな部屋で開始/テレビは一旦オフ
  2. 音量を最小から少しずつ上げる(いきなり大きくしない)
  3. 左右別々にフィット確認(左右でサイズが違ってもOK)
  4. 会話→テレビ→屋外の順に慣らす(環境を段階的に上げる)

6-2 イヤーチップの“適合”が9割

  • サイズは小→中→大の順で試す。密閉し過ぎると“自分の声がこもる”ので、ほんの少し隙間がある状態を探る。
  • 左右別サイズのほうが合うことは珍しくない。ためらわずに左右で変える。
  • 30分ほど使って違和感があれば、角度を2〜3mm単位で微調整。
  • 交換用チップは定期的に新しいものへ(汚れ・変形は音質悪化の原因)。

6-3 装着角度と位置

  • イヤホン/耳あな型は耳道の“やや上後方”に向ける意識で。
  • 深く入れ過ぎない(ハウリング・こもりの原因)。
  • 装着後に口を開閉して違和感が出ないかを確認(噛む動作でこもるなら角度調整)。

6-4 音量・モード調整の手順

  • 会話基準:向かい合って1mの距離で自然に聞こえるポイントまで上げ、一段だけ戻す
  • テレビ基準:普段の音量より–2~–4程度でも聞き取れるかを確認。
  • 屋外基準:室内より1~2段下げる(環境音で飽和しやすい)。
  • 使う場面ごとに自分の“基準位置”をメモ。次回の調整が早くなる。

6-5 シーン別の最適化メモ

  • テレビ:本体(またはマイク)をスピーカー方向へ。正面に座る/扇風機の風を避ける。
  • 家族との会話話者の正面に座り、背後のテレビ・換気扇は止める。
  • 飲食店・会議壁側席/角席を選ぶと反響と背後音が抑えられる。

6-6 屋外・風切り音の対策

  • 風の当たりやすい側の耳より風下側の耳に装着(片耳運用なら特に有効)。
  • 建物の陰身体の向きでマイクに直接風が当たらない姿勢を取る。
  • マスク・襟・髪がマイクに擦れないように配置を整える。

6-7 VR-M700(ポケット型)のケーブル取り回し

  • クリップは胸ポケットの縁前立ての中段など、余長が出にくい位置へ。
  • ケーブルの“ゆるいループ”を1つ作って引っ掛かりを逃がす。
  • 外出時は上着の内側に沿わせる(ファスナー・バッグの金具と接触させない)。

6-8 こもり・ハウリング・雑音のトラブル早見表

症状よくある原因すぐできる対処
自分の声がこもるチップ密閉/挿入が深い一段小さいチップ→角度を浅く/2〜3mm引く
ピーピー鳴る(ハウリング)音量の上げ過ぎ/密閉不良音量を一段下げる/チップを押し直し気密を確保
服擦れ音・カサカサケーブルやマイクが接触配線ルート変更/クリップ位置を移す
風切り音が強いマイクに直接風風下側に向きを変える/屋内・風陰に移動
片側だけ小さい耳垢・フィルタ詰まり音孔・フィルタの清掃/チップ交換

6-9 メンテナンス&電池の扱い

  • 使用後は柔らかい布で拭く。音孔まわりは乾いた綿棒で軽く
  • イヤーチップはぬるま湯で洗浄→完全乾燥。劣化・変形は早めに交換。
  • 電池は取扱説明書に従う。耳あな型の空気電池は、一般にシールを剥がして少し置くと電圧が安定しやすい。
  • 使わないときは電源オフ/ケース保管。湿気の多い場所を避ける。

6-10 家族の協力で“体感”が変わる

  • 話す側ははっきり・ゆっくり・正面
  • 同時に複数人が話さない/テレビ・音楽は一時停止
  • 最初の数日は15〜30分×複数回の短時間運用で慣らす。

6-11 レンタル期間中のチェックリスト

  • 〔テレビ〕普段より小さい音量で:番組3種(ニュース/ドラマ/バラエティ)を試す
  • 〔会話〕1m・2mの距離で家族とテスト/マスク有無で違いを確認
  • 〔外出〕静かな喫茶店/フードコート/屋外の3条件で聞こえを比較
  • それぞれ音量位置・違和感・満足度をメモ → 購入判断の材料にする

価格と購入方法(まず“レンタルで試す”という選択肢)

7-1 価格の目安(2025年9月時点)

  • VR-M700(ポケット型)
    メーカー希望小売価格:38,280円(税込)。量販店・ECの実売は2.6〜3.1万円前後が目安です。
  • VR-L50(耳あな型)
    メーカー希望小売価格:27,280円(税込)。実売は1.7〜2.2万円前後が多く見られます。

在庫やキャンペーンで価格は変動します。量販店の商品ページや価格比較サイトで最新の相場を確認してください。

7-2 購入先と付属品・消耗品

  • 主な購入チャネル:ビックカメラ、ケーズデンキ、Amazon、楽天など大手EC/量販店で広く取り扱い。
  • アクセサリー(例)
    • VR-M700専用 イヤホンマイク(VR-A09):6,600円
    • VR-M700用 イヤーチップセット(GXX1006-A):1,760円
    • VR-M700用 クリップAss’y(GXX1005-A):770円
    • VR-L50用 収納ケース(GXK1001-A):3,520円
  • 電池(L50):空気電池 PR41(312)を使用(連続使用 約165時間の公称)。一般流通の補聴器用空気電池と同規格です。

7-3 レンタルで“生活導線”を試す(Rentio の例)

  • VR-M700:月額プラン 2,400円、31日ワンタイム 4,280円。レビュー平均★4.1(11件)。
  • VR-L50:キャンペーン時は初月900円/2カ月目以降1,800円の月額、31日ワンタイム 3,280円。レビュー平均★4.3(6件)。
  • “そのまま購入”の目安(L50の表示例):31日レンタル3,280円+追加23,000円26,280円。※商品・時期で変動。
  • 返送・保証の使い勝手
    • 返送は最終日の24時までに発送すればOK(必着不要)。
    • 過失のある破損も上限2,000円など、独自保証の案内あり(機種・時期で条件差)。

レンタル料金や割引はキャンペーンで変わるため、申込み時点のページ表示を必ず確認してください。

7-4 迷ったらこの順番で

  1. VR-M700 or VR-L50 を生活シーン(テレビ/家族の会話/外出)で31日試す
  2. メモしておいた音量位置・違和感・満足度を見直し、必要ならもう一方の機種も試す
  3. 相性が良ければそのまま購入 or 実売価格を比較して新品購入

7-5 購入前のチェックリスト

  • 型番を確認(現行:VR-M700/VR-L50)。在庫表示は店舗により差(例:L50は一部量販で販売終了表示の時期あり)。
  • 医療機器ではない(集音器)。重度の聞こえの悩みは専門家へ相談。
  • 消耗品の入手性(イヤーチップ・専用イヤホン・PR41電池)を把握。

旧モデル(パイオニア製)との違いに注意 ― 型番で“口コミの混在”を防ぐ

8-1 なぜ混同が起きる?(ブランドの変遷)

「フェミミ」はもともとパイオニアの個人向け集音器ブランドでした(型番:VMR-)。その後、オトモア株式会社(ブランド名:OTOMS)が「femimi/フェミミ」の商標使用権を取得し、現行モデル(型番:VR-)を展開しています。したがって、検索やレビュー閲覧時に旧・新の口コミが混在しやすいのが実情です。

8-2 型番で見分ける(ここを押さえれば迷わない)

  • 旧モデル(パイオニア)VMR-*(例:VMR-M800/VMR-M750/VMR-M910 など)
    公式発表やカタログの表記が残っています。
  • 現行モデル(OTOMS/オトモア)VR-*(例:VR-M700VR-L50
    メーカー公式サイトに現行の製品ページ・取説があります。

口コミやブログを読むときは、本文や写真に写る型番を必ず確認しましょう。VMR(旧)とVR(現行)では、構造や操作感、付属品が異なるため評価の流用は危険です。

8-3 仕様・使い勝手の主な違い(例)

  • パイオニア VMR-M800(旧)
    「聴こえモード」(会話/テレビなど)を切り替えられるのが特徴。イヤホンとマイク一体化などの記述が見られます。
  • OTOMS VR-M700(現行)
    小さな音を最大約125倍まで増幅することをうたうポケット型。操作は本体で完結。
  • OTOMS VR-L50(現行)
    耳あな型でコンパクト、(公式記載で)最大80倍の増幅をうたうモデル。外出時の取り回しに強み。

8-4 口コミ参照時の落とし穴

  • 中古流通のレビューが混ざる
    旧VMR系はすでに中古・型落ちとして出回るケースが多く、状態や付属品の欠品で体験が左右されます。現行品の評価として読み替えないよう注意。
  • 発売時期が離れている
    マイク処理や雑音抑制など世代差があるため、旧機種の不満点がそのまま現行にも当てはまるとは限りません(逆も然り)。必ず現行「VR-」の情報を優先しましょう。

8-5 買う前のチェックリスト(現行と旧の取り違え防止)

  1. 商品名の“頭2文字”を見る:VR-(現行)/VMR-(旧)
  2. メーカー名:OTOMS/オトモアの公式ページや取扱説明書へのリンクがあるか。
  3. レビューの年代:2010年代前半の投稿は旧VMRの可能性が高い。
  4. 販売形態:オークション・中古市場のレビューは現行比較の判断材料にしない

迷ったら、公式ページ(OTOMS/オトモア)の製品写真・スペックで実物照合を。型番・外観・付属品の相違がはっきり分かります。

よくある質問(補聴器との違い・電池寿命・防水・両耳ほか)

Q1. フェミミは補聴器ですか?
いいえ。フェミミは医療機器ではない「集音器」です。耳の“聞こえ”を補助する製品で、医師の診断や調整を前提とする補聴器とは位置づけが異なります(VR-L50の商品注記にも明記)。

Q2. VR-M700とVR-L50、どちらを選べばよい?

  • VR-M700(ポケット型):小さな音を最大約125倍まで増幅。本体約19g、ダイヤル操作で扱いやすい。テレビや室内会話を中心に使う人に向きます。
  • VR-L50(耳あな型)最大音響利得38dB/連続使用約165時間/PR41(312)電池。目立ちにくく、外出や会食でも身軽に使いやすい片耳タイプです。

Q3. 実際、テレビや会話はどの程度“聞きやすく”なりますか?
ユーザーレビューでは「テレビの音量を下げられた」「会話の聞き返しが減った」などの声が多く、M700はコードの煩わしさを指摘する意見もあります。具体的な投稿例はレンタルサイトの口コミが参考になります。

Q4. 電池(バッテリー)はどれくらい持ちますか?

  • VR-M700:付属充電池で約21時間連続使用。充電を忘れた時は単4形乾電池1本でも駆動できる設計です(充電時間の目安:約3.5時間)。
  • VR-L50:空気電池PR41(312)で約165時間の公称。

Q5. 防水・防滴ですか?
防水ではありません。 水濡れの可能性がある場面(雨天・入浴・スポーツ)での使用は避け、汗・湿気にも注意してください。※VR-L50は仕様表で防水 ×の表記。

Q6. 両耳で使えますか?

  • VR-M700ステレオイヤホンマイクを用いる両耳装着想定。
  • VR-L50片耳タイプです(必要なら左右で2台運用)。

Q7. ハウリング(ピーピー音)や“自分の声のこもり”は?
耳道の密閉度や音量設定で起きやすくなります。一段音量を下げる/イヤーチップのサイズや角度を調整すると改善しやすいです。製品自体にはハウリング抑制雑音抑制の機能が案内されています。

Q8. 風切り音や環境ノイズには弱いですか?
屋外で強い風が当たる場面騒がしい場所では、室内ほどの効果を感じにくいことがあります。風下側の耳に装着する、マイクに風が当たらない姿勢を取るなどの使い方で軽減できます(詳細は第6章参照)。

Q9. どのくらいの年齢・聴力まで適しますか?
個人差がありますが、軽度〜中等度の“聞き取りにくさ”で、まず集音器を試したい方に選ばれています。耳鼻科での診断や補聴器専門店での相談は並行して行うと安心です(重度の場合は補聴器検討が確実)。

Q10. イヤーチップや消耗品は入手できますか?
イヤーチップや専用イヤホンなどの消耗品・付属品は流通しています。購入店や量販店のアクセサリーページで型番を確認してください(サイズ違いを複数試すとフィットが向上)。

Q11. 返品・保証はどうなっていますか?
購入店の規約・保証書の条件に従います。 ネット通販では到着後の初期不良対応や日数制限があるため、注文前に返品・保証条件を必ず確認してください。

Q12. 購入前に“試す”方法はありますか?
レンタルサービスで自宅のテレビ・家族の会話・外出まで生活導線で試すと失敗が少なくなります。口コミや料金の目安はレンタルサイトの各商品ページで確認できます。

「そろそろ集音器を買いたいけど決めきれない…」という方におすすめなのが、集音器おすすめランキング記事。最新モデルからコスパ重視の商品まで網羅しているので、購入前の最終チェックに役立ちます。

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