「手頃な価格で、AM/FMラジオも“周囲の音の拡声音(集音)”もどちらも欲しい」。そんなニーズにぴったりなのが、オーム電機 AudioCommのRAD-PB01S-Wです。ラジオと集音機能をワンタッチで切り替えられ、音の聞き取りやすさを“高音・中音・低音”で微調整できます。乾電池2本で長く使え、ワイドFMにも対応。まずは結論からお伝えします。
結論:2,000円台クラスで“できること”が多い。散歩・ラジオ聴取・会話の聞き取り補助まで1台でカバー
- ラジオ⇄集音をスイッチひとつで切替。使い方がシンプルで、初めてでも迷いません。
- ワイドFM(76–108MHz)対応で都市部のFM補完放送も聴取OK。
- 高音・中音・低音のトーン調整で自分の聞き取りやすい帯域に合わせられます。
- 単4×2本で最長約120時間(集音時)。電池駆動で非常時の備えにも◎。
- 注意:本製品は医療機器の補聴器ではありません。またイヤホン専用です(スピーカーはありません)。
製品の主な特徴(要点)
- ラジオ・集音一発切換:今はラジオ、次の瞬間は周囲の音を強調——という使い分けがワンタッチ。ランプ表示で状態が分かりやすい設計。
- ワイドFM対応:AMが入りにくい環境でも、FM補完放送(90MHz帯)でニュースや情報をキャッチ。周波数はAM 530–1605kHz、FM 76–108MHzに対応。
- 音質の追い込み:高音/中音/低音の3帯域でレベルを調整でき、子音が聞き取りにくい方や低音がこもりがちな環境でも合わせやすい。
- 電池長持ち:アルカリ新品・音量中でAM約100時間/FM約70時間/集音約120時間。毎日の散歩や見守りに。
- 持ち運びやすい小型・軽量:53×93×21mm/約56g。収納ポーチとイヤーチップ(S/M/L)付属。
口コミの傾向(良い点・気になる点)
良い口コミ
- 「操作が簡単で使いやすい」:家族の聞き取りサポート目的で使いやすかった、FMも聴けて便利という声。価格に対する満足感も高め。
- 「散歩のお供にちょうどいい」:ラジオを楽しみながら、必要に応じて周囲の音(車や人の声)を拾える点が好評。
気になる点(デメリットとして挙がりやすいポイント)
- アナログ選局は慣れが必要:高い周波数帯(〜108MHz)付近は、微妙な合わせ込みが難しいという声あり。デジタル式に慣れている方は最初はコツが要るかも。
- ハウリング(音の回り込み)に注意:集音レベルを上げすぎるとイヤホンとマイクの位置関係で“ピー”と鳴る場合があるため、装着位置と音量の微調整がコツ。
総じて、**「簡単・手軽・価格相応以上」**という評価が多く、はじめての“集音+ラジオ”として満足度は高めです。
こう使うと失敗しません(使い方&コツ)
- 電源&切替:単4電池2本をセット→ラジオ/集音スイッチでモード選択。点灯ランプで状態を確認。
- イヤホン装着:本機はイヤホン専用。付属のS/M/Lチップから耳に合うサイズを選ぶと密着度が上がり、音が安定します。
- 音の調整:聞こえにくい帯域に合わせて高音/中音/低音を少しずつ調整。子音の抜けをよくしたい場合は“高音”をほんの少し上げるのが目安。
- ハウリング対策:集音時に「ピー」と鳴る場合は音量を下げる/イヤホンをしっかり装着/マイクの向きを体正面から少し外す、を試してください。
- 安全上の注意:補聴器ではありません。医療的な聴力補助を目的とする機器ではない点を理解して用途に合せて使いましょう。
向いている人/向かない人
向いている人
- 散歩や庭仕事のながら聴きでラジオも周囲の音も逃したくない。
- シンプル操作で親への贈り物や非常時の備えにも使いたい。
- 自分の聞き取りやすい帯域に音を合わせたい(トーン調整)。
向かないかもしれない人
- スピーカーで鳴らしたい(本機はイヤホン専用)。
- デジタル選局のボタン操作に慣れており、アナログダイヤル調整が苦手。
スペック早見(要点だけ)
- 電源:単4×2本(別売)/DC3V
- 周波数:AM 530–1605kHz、FM 76–108MHz(ワイドFM)
- 電池持続時間(目安):AM約100h/FM約70h/集音約120h
- 端子:3.5mmミニジャック(モノラル)
- サイズ・質量:53×93×21mm・約56g
- 付属:両耳イヤホン(集音マイク付)、イヤーチップS/M/L、収納ポーチ
※補聴器ではありません/イヤホン専用。
よくある質問(FAQ)
Q1. テレビの音も聴きやすくなりますか?
A. テレビのスピーカー近くに行き、集音モードで使えば“音を耳元で聞く”効果が得られます。ただし医療機器の補聴器ではないため、医療目的の聴力補助を期待する機器ではありません。
Q2. どれくらい電池は持ちますか?
A. 目安はAM約100時間/FM約70時間/集音約120時間(アルカリ/音量中)。毎日1時間なら数か月ペースです。
Q3. 屋外で使っても大丈夫?
A. 生活防水の記載はないため雨天は避け、付属ポーチで持ち運びましょう。
Q4. ワイドFMは本当に入りますか?
A. 76–108MHz対応なので、地域のFM補完放送にも対応。選局はアナログ式なので、ダイヤルの微調整がコツです。
まとめ:まずは“手軽に聞こえを整える”一台として最有力
RAD-PB01S-Wは、**「ラジオの楽しさ」+「周囲の音の聞き取りやすさ」**を手軽に両立。ワンタッチ切替/ワイドFM/帯域調整/電池長持ちと、日常でも非常時でも頼れる要素がそろっています。イヤホン専用・医療機器ではない点を理解しつつ、**初めての“集音+ラジオ”**として自信をもっておすすめできる一台です。
在庫や価格は販売店により変動します。最新の仕様・注意事項はメーカー公式情報・取扱説明書をご確認ください。
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※本記事は、メーカー情報・量販店の商品ページ・実ユーザーのレビューを参照し、代表的な評価(良い点/気になる点)を要約しました。