
集音器「フェミミ」は、音響メーカーならではの高音質にこだわったモデルとして、多くのユーザーから注目を集めています。
「雑音が多くてあきらめていた」「補聴器の音質に満足できなかった」という方でも、フェミミならクリアな音質で自然に近い“聞こえ”が体験できるかもしれません。
現在は、オーディオ技術を受け継いだ新ブランド「OTOMS(オトムス)」から発売されており、旧パイオニア時代のファンも安心して選べる製品ラインです。この記事では、最新モデルのフェミミ VR-M700を中心に、ユーザーからの口コミ・評判、旧モデルとの違いについても詳しく解説します。
フェミミ VR-M700|パイオニアの技術を継承したOTOMSの最新モデル

フェミミVR-M700は、2022年に商標権がパイオニアからOTOMOARE(オトモア)社に移管されたことにより、新たに開発されたポケット型デジタル集音器です。
製品ブランド「OTOMS(オトムス)」は、パイオニア出身の技術者たちが立ち上げたもので、長年の音響技術が注ぎ込まれたプロ仕様の集音器として話題になっています。
フェミミ VR-M700の主な特徴・機能
特徴 | 内容 |
---|---|
ハウリング抑制機能 | 不快なキーン音を抑制し、快適な聞こえを維持 |
左右バランス調整 | 個別の聞こえ方に合わせて微調整が可能 |
ALC機能(自動音量調整回路) | 急な大きな音を自動で抑えて耳を保護 |
軽量設計 | 本体は約19g(クリップ・電池を除く)で持ち運びも楽 |
自然な集音 | マイクがイヤホン下部に内蔵され、耳元で音を拾う構造 |
長時間使用 | フル充電で約21時間使用可能。単4乾電池でも代用可 |
このように、音質・使い勝手・安全性のバランスが取れた集音器として、フェミミVR-M700は非常に優れた選択肢となっています。
フェミミ VR-M700の価格とお試し方法(2025年3月最新)
最新の参考価格一覧
フェミミVR-M700は、家電量販店や大手通販サイトで購入可能です。2025年3月時点の販売価格(税込・送料込)は以下の通りです
販売サイト | 販売価格(税込) |
---|---|
Amazon | 19,242円 |
楽天市場 | 19,800円 |
エディオン | 29,043円 |
ヨドバシカメラ | 31,720円 |
ビックカメラ | 31,720円 |
※価格は変動する可能性があります。購入前に各サイトで最新情報をご確認ください。
フェミミはお試しできる?レンタル方法まとめ
フェミミVR-M700はメーカーによる「公式お試し制度」はありませんが、家電レンタルサービスのRentio(レンティオ)を利用することで、実際に使ってみることが可能です。
プラン | 内容 |
---|---|
ワンタイムプラン | 3,480円(30泊31日・税込) |
月額制プラン | 月額2,300円(税込) |
お試しを通して、自分の耳に合うかどうかを確認できるため、「いきなり買うのは不安」という方にはおすすめです。
パイオニア製「フェミミ」旧モデル|ポケットタイプの代表例
OTOMSによる新作VR-M700の前には、パイオニア製のポケット型フェミミが多く販売されていました。中でも代表的なモデルが「VMR-M800」です。

フェミミ VMR-M800の主なスペック
項目 | 内容 |
---|---|
ハウリング抑制機能 | ○ |
左右バランス調整 | ○ |
自動音量調整(ALC) | ○(突然の大きな音から耳を保護) |
本体重量 | 約23g(クリップ・電池を除く) |
使用可能時間 | 最大約24時間(単4電池1本または充電) |
マイク配置 | イヤホン下部に内蔵。耳元で集音し自然な聴こえに |
聞こえモード | 生活シーン別に4種類の聞こえ方を選択可 |
旧モデルでありながら、日常生活にしっかりと対応する多機能モデルとして、現在も一定の支持があります。
フェミミの旧モデル比較|VMR-M910・VMR-M700など
フェミミ VMR-M910|高齢者に配慮した親切設計モデル

フェミミVMR-M910は、シニアユーザーを想定して作られたモデルで、視認性と操作性の高さが最大の特徴です。
特徴 | 内容 |
---|---|
ハウリング抑制 | ○ |
ALC(自動音量調整) | ○(急な大音量から耳を守る) |
聞こえモード | 4種類(セルフ・会話・テレビ・外出) |
マイク配置 | イヤホン下部に内蔵。自然な聞こえを再現 |
表示画面 | 大きな液晶表示で高齢者でも見やすい |
連続使用時間 | 約12時間(充電池使用時)/単4乾電池も対応 |
重量 | 約34g(電池含まず)とやや重め |
操作がわかりやすく、聞こえ方のモード切り替えも簡単なので、初めての集音器選びにも安心。一方で、連続使用時間がやや短く、本体重量も他機種より重いため、日常使いでは使用シーンを選ぶ可能性もあります。
フェミミ VMR-M700|アナログ方式で自然な音質を再現

VMR-M700(※パイオニア製の旧モデル)は、アナログ式集音器として、自然で耳に優しい聞こえ方を重視した設計が特徴です。
- ステレオ方式で、臨場感ある聞こえ方を実現
- マイクとイヤホンを一体化し、雑音を大幅に軽減
- 旧世代モデルながら、自然な音を重視するユーザーに根強い人気
※なお、同じ型番の「VR-M700」(OTOMS版)とは別商品なので注意が必要です。
その他の旧モデル情報
以下のモデルも、一部ネットショップなどで入手可能ですが、現在は生産終了となっています。
型番 | 特徴 |
---|---|
VMR-M78-N | 旧タイプ。基本的な集音機能あり |
VMR-M500 | シンプル設計の入門機種 |
PHA-M70(別名:Nani) | 欧米向けブランドとして展開された特別モデル |
※いずれも中古品または在庫限りのケースが多いため、購入の際は動作保証などに注意しましょう。
フェミミの口コミ・評判まとめ|利用者が感じるメリット・デメリット
フェミミが選ばれる理由(良い口コミ・評判)
フェミミシリーズの最大の魅力は、やはり音響メーカーならではの高音質と安心感です。
特に上位機種「VMR-M800」や「VMR-M910」では、生活シーンに合わせた4種類の聞こえモードを搭載しており、場面ごとに快適な聞こえを実現できます。
また、イヤホンとマイクが一体化した“イヤホンマイク一体型構造”も、フェミミならではの設計。マイクが耳の近くにあることで、方向感や距離感のある自然な聞こえ方が可能になります。
さらに、デザイン面も「いかにも集音器らしくない」スタイリッシュな外観で、「見た目が気になる」という人にも支持されています。
フェミミに関するポジティブな口コミ(VMR-M800)
- 「市販の単四電池も使えるので、外出先でバッテリー切れしても安心」
- 「高価な補聴器よりも自然に聞こえる。コスパが良い」
フェミミの気になる点(注意すべき口コミ)
一方で、フェミミには以下のようなデメリットも指摘されています。
- 中国製が多い点
- 一部モデル(VMR-M800など)は中国製のため、「日本製にこだわりたい」という方には不安材料となる可能性があります。
- ※最上位モデルのVMR-M910は日本製です。
- 充電の持ちに課題
- 「性能は良いが、バッテリーがすぐ切れる」という声も見られます。特に長時間使用を前提とする場合は注意が必要です。
- 対応する難聴レベルが軽度中心
- フェミミは基本的に軽度~中等度難聴向けで設計されています。高度難聴以上の場合は効果が出にくいという指摘も。
フェミミに関するネガティブな口コミ(VMR-M800)
- 「イヤホンマイクが少し大きくて目立つ」
- 「電池の消耗が早く感じる」
- 「モードを切り替えても、音の違いがよくわからない」
補足:テレビ用にはミライスピーカーも選択肢に
長時間のテレビ視聴目的であれば、「ミライスピーカー」のような特許技術を活かしたスピーカー型の聴覚補助製品を併用するのもおすすめです。
テレビの音量を上げずに、言葉がクリアに聴こえる構造で、高齢者のテレビ視聴補助にも人気があります。